化粧品に対する人々の需要の増加と要求の高まりに伴い、化粧品の安全性はすでに多くの消費者の関心が高い問題の一つとなっている。近年、有害元素が基準を超えた化粧品を使用したことによる中毒事件がしばしば発生しており、特に美白製品や化粧品における鉛や水銀元素の基準を超えた中毒事件であり、被害者の多くは女性である。鉛水銀の基準値を超えると皮膚が赤く腫れ、肝斑、胡蝶斑などの皮膚問題を引き起こし、さらには口腔がただれ、腎臓などの身体器官が損傷し、現在市場には化粧品が豊富で、品数が多く、消費者の選択範囲を拡大させると同時に、さまざまな困惑に直面させている。
そのため、我が国の国家基準『化粧品衛生基準』(標準番号:GB 7916-87)にはすでに有害元素に対して使用基準を規定している:鉛(Pb)含有量は40 ppmを超えてはならず、水銀(Hg)含有量は1 ppmを超えてはならず、ヒ素(As)含有量は10 ppmを超えてはならない。2015年に実施された「化粧品安全技術規範」は、鉛の制限含有量を10 ppm、ヒ素含有量を2 ppmに調整し、カドミウムを添加した制限含有量を5 ppmに調整した(図のように)。
しかし、国の政策の下で、依然として不良業者が不良品を生産販売しており、法律意識が欠けており、まぐれの心理を持っており、一部の国際ブランドでも一部の製品の有害元素が基準を超えて露出されている。そのため、関連監督管理部門は化粧品の監督管理に力を入れなければならない。特に発生しやすい鉛水銀の基準超過現象に対してより厳格で、より的確な品質検査と管理を行い、消費者の健康安全をよりよく保護し、消費者の合法的権利をよりよく維持しなければならない。
化粧品分析方法
「化粧品安全技術規範」(2015版)において異なる元素に対して規定された実験室方法には、冷原子吸収法、水素化物原子蛍光光度法、火炎原子吸収分光光度法などが含まれる。分析結果を迅速、簡便、正確に得るためには、X線蛍光分析も良い選択である。
手持ち型X線分析計は消費財、電子製品、土壌、鉱物、金属、その他の物質などの化学元素含有量を測定する装置である。元素周期表中のマグネシウム(Mg)からウラン(U)など数十種類の元素を検出することができ、消費財検査で制限された鉛、水銀、ヒ素、カドミウムなどを含む。プローブ要素の含有量はppm〜100%レベルである。
化粧品検査例
弊社の分析器を用いて、4種類のネット上で安価な化粧品を購入し、4種類のブランド化粧品を検査した。測定時に機器を固定して直接測定することができる。すべてのサンプルをポリプロピレンフィルム(ppフィルム)で覆われたサンプルカップに入れた(図に示す)。
1.ネット通販の安価な化粧品検査
サンプル準備
検出結果
「化粧品衛生基準」(標準番号:GB 7916-87)、「化粧品安全技術規範」(2007版)を使用する
2.ブランド化粧品検査
サンプル準備
検出結果
*「化粧品衛生基準」(標準番号:GB 7916-87)、「化粧品安全技術規範」(2007版)を使用
分析データを見ると、ネット通販化粧品のシミ取りクリーム中の有害元素は基準を大幅に超え、亜鉛(Zn)やビスマス(Bi)などの元素含有量も高い。ブランド化粧品の元素含有量は基本的に国家基準を満たしており、ファンデーションの中の鉛含有量が国家基準をやや上回っているほか、クリームの中の臭素含有量も高い。
(ここでは実験室の結果を追加して比較して、私たちの検査結果の正確性と信頼性を体現する必要があり、同時に比較選択によってより適切なモードを選択して検査する必要があり、実験中の土壌モードと他の2つのモードのデータの差が大きい)
この検出例により、手持ち型X線分析装置を使用することで、化粧品中の元素含有量の検出を非常に容易に迅速に行うことができることが明らかになった。この分析器は化粧品品質スクリーニングの有効なツールとして、そして実験室の方法と結合して、スクリーニング後の重要なサンプルに対して更に分析確認を行い、化粧品品質監督管理部門が仕事の効率を大幅に高め、コストを下げることを助けることができる。